2014/07/22

ようこそ、わが家へ 池井戸潤 ★★★



真面目なだけが取り柄の会社員・倉田太一は、
ある夏の日、駅のホームで割り込み男を注意した。
すると、その日から倉田家に対する嫌がらせが相次ぐようになる。
花壇は踏み荒らされ、
郵便ポストには瀕死のネコが投げ込まれた。
さらに、車は傷つけられ、部屋からは盗聴器まで見つかった。
執拗に続く攻撃から穏やかな日常を取り戻すべく、
一家はストーカーとの対決を決意する。
一方、出向先のナカノ電子部品でも、
倉田は営業部長に不正の疑惑を抱いたことから
窮地へと追い込まれていく。

企業モノのイメージが定着してるが
今回はストーカーとの対決プラス企業の癒着的な話しを織り交ぜながらの展開なので
それ程難しくなく読破できた。
特に企業モノは専門的な話しになると難しかったりするが、
今回は単純明快な不正であり、笑
いつになく直ぐ読み終えた。

2014/07/18

うちのこ記念日




養子になって6年目。

すっかりうちにも慣れていつでもどこでも寛いで寝られる性格は誰似?




2014/07/16

トランセンデンス ★★






















人工知能PINNの開発研究に没頭するも、
反テクノロジーを叫ぶ過激派グループRIFTに銃撃されて命を落としてしまった科学者ウィル(ジョニー・デップ)。
だが、妻エヴリン(レベッカ・ホール)の手によって彼の頭脳と意識は、
死の間際にPINNへとアップロードされていた。
ウィルと融合したPINNは超高速の処理能力を見せ始め、軍事機密、金融、政治、個人情報など、
ありとあらゆるデータを手に入れていくようになる。
やがて、その進化は人類の想像を超えるレベルにまで達してしまう。




ジョニデじゃなかったら観に行ってないレベルの映画だった。。
こういうの過去に何度も観てる気がする。。かなり残念
エンターテイメント的なこの手のやつってもう限界なのだろうか。
今回も人工知能のハナシだが、どっかでみたようなストーリーだし
未来系って似通っちゃうよね~
ジョニデの死に間際の顔がシザーハンズだったのがちょっと笑



2014/07/12

her 世界でひとつの彼女 ★★★





















近未来のロサンゼルスで、セオドア(ホアキン・フェニックス)は
相手に代わって思いのたけを手紙にしたためる代筆ライターをしていた。
長きにわたり共に生活してきた妻キャサリン(ルーニー・マーラ)と別れ、
悲嘆に暮れていた彼はある日、人工知能型OSサマンサ(スカーレット・ヨハンソン)と出会う。
次第にセオドアは声だけで実態のない彼女の魅力のとりこになり……。


人工知能がここまで意思をもち自我が目覚めてしまったら。。
ちょっと現実離れしており入り込むのに少々時間がかかり
感情移入しかけたときに物語は終焉を迎えてしまった。

ワタクシの感情移入が遅すぎたかな。。
人工知能の声だけにここまで愛情をもてるのだろうか。。
四六時中会話してると錯覚に陥るかもしれないが。
そしてサマンサ自体にも自我が目覚め肉体の無い自分がもどかしくなったり。。
う~む。。人工知能なのにそこまでなるのかな?
とちょっと冷やかに傍観してしまう場面もあり。。
それでも途中からふたりの関係に感情移入しかけたのだがね



しかしながらこの人工知能の声!!スカーレットヨハンソンの色っぽい声ったらない!!
ハスキーで擦れかかってる低音の吐息めいた声でこんな声なら殿方勘違いしそうだ


総評すると、この難しいテーマを作り上げたってだけでかなり評価が高そう。
セオドア役のホアキン・フェニックスは良いね。彼の孤独感だけはひしひしと伝わる

近未来って何でも声だけで全てが処理出来てしまう世の中になってるのかもしれないな
と近未来のロスの生活っぷりもオサレで楽しめた


2014/07/04

渇き。 ★★★ 



















品行方正だった娘・加奈子(小松菜奈)が
部屋に何もかもを残したまま姿を消したと元妻から聞かされ、
その行方を追い掛けることにした元刑事で父親の藤島昭和(役所広司)。
自身の性格や言動で家族をバラバラにした彼は、
そうした過去には目もくれずに自分が思い描く家族像を取り戻そうと
躍起になって娘の足取りを調べていく。
交友関係や行動を丹念にたどるに従って浮き上がる、
加奈子の知られざる素顔に驚きを覚える藤島。
やがて、ある手掛かりをつかむが、それと同時に思わぬ事件に直面することになる。


優等生の美人で皆の憧れの娘。が
友人をシャブ漬けにしきもいおっさん相手に売りやらせて(男女とも)
人間として機能しなくなるまでにしちゃうって
娘がバケモノというか悪魔だったってことですかな

お話自体は残虐バイオレンスシーンが多くてね~

役所さんはイイ!個人的に好きだし汚れ役も難なくこなすし
ハリウッドもKWよりか役所さん使えば良いのにー!
顔と身体のバランス昭和だけど。。。w
その他脇を固める役者も大物ぞろいでオダジョー、ブッキーもよかたよ。



中島哲也監督の作品は嫌いじゃないのでというか割と好きなほう。
「告白」はよかった。から今回も観に行った。
あの原作をこのような映像で作るのだ~!斬新!!って当時は感心した。
今回も小説をどのように斬新に仕上げたのか確認も含め今度読んでみるが、
以前、東野圭吾の「流星の絆」をドラマで想像も出来ない程斬新な映像を作り上げていて
あれをここまでに膨らませるって脚本スゲー演出スゲー!!!って感動したんだっけな。

これも中島監督のカラーで作られているが、
残酷で残虐でグロくてバイオレンスな作品なのにそれをポップな音楽とアニメも絡め
明るく仕上げてる。
そこに関してはわたしは嫌いじゃないしいいのだが、この演出って好き嫌い分かれるよね~

芸術って好みの問題だから正解ないし、自分と似た感性の人と話せば盛り上がるし
逆だと揉めそう


最後に
この映画学生¥1000のR15+だけど
わたしが親ならR18+にしてほしいかなぁ。。
最近の子どもって平気なんだろうかこんなの観ても。

ワタクシはスプラッターもバイオレンスも観慣れてるからいいけど
バトルロワイアルとたけしの映画が大好きな子どもならいいが
免疫ない子どもに¥1000で見せますってどうかな。。