2012/09/28

風の中のマリア 百田尚樹 ★★★★☆




命はわずか三十日。
ここはオオスズメバチの帝国だ。
晩夏、隆盛を極めた帝国に生まれた戦士、マリア。
幼い妹たちと「偉大なる母」のため、
恋もせず、子も産まず、命を燃やして戦い続ける。
ある日出逢ったオスバチから告げられた自らの宿命。
永遠に続くと思われた帝国に影が射し始める。



生物の授業、全て擬人化してくれてたら
物凄く入り込めてみんな成績よくなっただろうに。。。

そのくらいワタクシこの小説でオオスズメバチのことが
詳しくなりました。




マリアはオオスズメバチのワーカー(働き蜂)だけど感情もあるし仲間もみんな名前あり。

どうしてワタシはメスなのに子供を産まないのだろう。。
なんて疑問感じたり

他の昆虫に、野蛮なオオスズメバチ!恋もしないで!!
なんて云われちゃったりw

それでも妹たちの為にその場で殺して肉団子にする様は
ちょっとグロいけど
喰うか喰われるかの世界だ


実はワーカーも子供を産むことが出来る。
しかし女王蜂がワーカーの卵巣を発達させないためのフェロモンを出してたり
ワーカーは全部メスだったり
オスは働くという意思がなく交尾しかしなかったり


蜂と蟻だけはこのワーカーと女王という奇妙な帝国があるらしい

それはオオスズメバチのゲノムにまで関係していた

とまぁコレ読めばオオスズメバチのこと学術的にもそれなりに分かるはず


自分の命なんて気にせず突っ込む様は日本の神風特攻隊みたいだった




みつばちハッチの大人版って小説かな













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