2012/01/24

悪の教典 貴志祐介 ★★★☆




学校とは、子供を守ってくれる聖域などではなく、
弱肉強食の法則が支配する生存競争の場だ。
ここから無事に生還するためには、生まれ持った幸運か、
いち早く危険を察知する直感か、あるいは暴力的な才能が必要になる。




当初、図書館でハードカバー上巻を借りて読み進めていたのだが、
あっという間に読み終えてしまい、下巻の予約待ちに待てなく、
文庫を買ってしまった。。。w

あっという間に読破できる小説久しぶりだった。
サイコホラーと分類されるのかな。。。




人間の皮を被った知能の高い、身体能力の優れてる悪魔のお話。




表は格好良くて、授業も楽しくて、生徒思いの親衛隊まである学校一の大人気センセイ。
でも裏の本当の彼は悪魔だったのだ。
共感能力というものが欠落しており、人の痛み苦しみ苦痛などが共感できない。
だから相手を痛めつけてもなんの感情もない。そんな主人公。
子供の頃から完全殺人を繰り返し、誰にも明かされぬまま今まで生きてこられた。


その後も何度も完璧な殺人を繰り返す。。。


が、だんだん読み進めていくと雑な感じで殺人が行われていくのが
ちょっと気になる。

最後はエンターテイメントっぽく彼の残虐さを露呈したかったのか、
ちょっとやり過ぎだし、IQ高い割にこの大量殺人するか?と残念ではある。
サイコホラーがお好みなら楽しく読めるかもしれません。
ワタシは好きでしたw






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