親友の恋人は、かつて自分が一目惚れした女性だった。
嫉妬に苦しむ敦賀崇史。
ところがある日の朝、目を覚ますと、彼女は自分の恋人として隣にいた。
混乱する崇史。とちらが現実なのか?
――存在する二つの「世界」と、消えない二つの「記憶」。
交わることのない世界の中で、恋と友情は翻弄されていく。
10年くらい前に読んだお話。
友人に借りて読んだのだけど好きなハナシだった記憶もあり
新たに買って読み直した。
このハナシで最初にグッとくるのが山手線と京浜東北線が並行して
かなり接近する場面。
この件、すごーっく良く分かる!!乗ったことある人ならあそこね!って思うはず。
しかもその接近しているふたつの車両からいつもお互いずっと見ていた。
ラブストーリーとしてかなりステキ。
しかし。。その見ていた女性は親友の彼女。
どうしても彼女を手に入れたい。彼がとった行動は。。。
恋と友情と科学が入り混じったパラレルワールドの世界。
切なくなりますが、単純なラブストーリーなんかより絶対オススメ!!